内視鏡ベルラクリニック銀座 | 銀座一丁目駅から徒歩1分の大腸カメラ・胃カメラ検査

2025/11/7

2025/11/7

脂肪冷却で太もも痩せは可能? 効果や持続期間、リスクまで詳しく解説

食事制限や運動をしても、太ももの外側や内ももはなかなか変わらないものです。女性の体の特性上、脂肪がつきやすく、自己流ダイエットでは落としにくい部位とされています。

そんな手強い部分痩せに有効なのが、脂肪を「冷やして減らす」脂肪冷却です。脂肪細胞だけを凍らせて破壊し、老廃物として自然に排出させる仕組みで、個人差はありますが1回の施術で脂肪層が約10〜20%減るとされています。

本記事では、脂肪冷却の効果や実感できるタイミング、注意点について解説していきます。

脂肪冷却は太ももの部分痩せに効果がある?

そもそも脂肪冷却は、脂肪細胞が約4℃で凍る性質を利用し、皮膚や血管を傷つけずに脂肪だけを選んで減らす施術です。凍った脂肪細胞は数ヶ月かけて体外に排出されるため、部分的なサイズダウンが期待できます。

ここでは、脂肪冷却は太ももの部分痩せに効果があるのかを詳しく見ていきましょう。

太ももに脂肪がつきやすい理由

太ももは、女性ホルモンや体の構造など複数の要因が重なり、脂肪がつきやすく痩せにくい部位です。女性ホルモンの一種であるエストロゲンは、妊娠や出産に備えて下半身に脂肪を蓄える働きを持っています。

さらに、長時間のデスクワークなどでそけい部が圧迫されると血流やリンパの流れが滞り、冷えが進み脂肪がたまりやすくなる悪循環を招きます。

また、足を組むなどの日常の癖から骨盤が歪むと、内ももの筋肉が使われにくくなり、代謝低下によって脂肪がつきやすくなります。こうした解剖学的・生理学的な背景があるため、自己流のダイエットでは太ももが細くなりにくいのです。

脂肪冷却で狙える部位(内もも・外もも・前・裏)

脂肪冷却の大きな利点は、太ももの中でも特に気になる部分を、 ピンポイントでデザインするように施術できる点です。 ご自身の脚の形や理想に合わせて、施術部位を選択できます。

施術部位主なお悩み期待できる変化
内もも脚の隙間がなく擦れて不快脚の間に隙間ができ、全体がすっきり見える
外もも横に張り出して太く見える張り出しが減り、脚がまっすぐ長く見える
前側盛り上がってシルエットが気になるボリュームが抑えられ、横からのラインが整う
裏側お尻との境目が曖昧境界がはっきりし、ヒップアップした印象に

このように、脂肪冷却は「太もも全体」としてだけでなく、 「内もも」「外側の張り出し」といった、 細かいご要望に対応しやすいのが特徴です。 

脂肪冷却による太ももケアの変化

「脂肪冷却で本当に細くなるの?」「効果はいつ出るの?」と気になる方も多いでしょう。脂肪冷却は施術直後に変化が出るものではなく、代謝によって少しずつ脂肪が排出されます。

ゆっくり現れる変化を焦らず待つことが、満足につながります。

施術から効果が出るまでの流れ

脂肪冷却は、冷却された脂肪細胞が代謝によって老廃物として排出されることで効果が現れます。ただし変化はゆっくりで、効果を実感できるまで数か月かかるのが特徴です。

時期体の中での変化見た目・感覚
直後〜数日脂肪細胞がダメージを受け、排出の準備が始まる赤みやしびれは出ても見た目の変化は少ない
2週間〜1か月脂肪細胞が体外へ排出され始めるむくみが取れた感覚はあるが大きな変化はまだ
1.5〜3か月排出がピークに達し組織が再構築される太もものラインがすっきりするなど実感しやすい

このように、脂肪冷却の効果は時間をかけて少しずつ現れます。焦らず、体の変化を見守ることが大切です。

効果を実感しやすい人とそうでない人

脂肪冷却の効果は、体質や脂肪のつき方によって個人差があります。特に、指でしっかりつまめる厚みのある皮下脂肪がある方、代謝が整っていて健康的な生活を送っている方、そして特定の部位の脂肪を集中的に減らしたい方は、効果を実感しやすい傾向があります。

一方で、筋肉質で皮下脂肪が少ない方、内臓脂肪が多い方、あるいは皮膚のたるみを主な悩みとしている方は、期待するほどの変化を感じにくい場合もあります。

ご自身が脂肪冷却に適しているかどうかを見極めるためには、専門の医師に相談することが大切です。

太ももの脂肪冷却のリスクや副作用

脂肪冷却は体への負担が少ない施術ですが、副作用が全くないわけではありません。

施術直後には赤み・腫れ・痛み・しびれ・かゆみなどが出ることがあり、多くは一時的で数日から数週間で自然に回復します。頻度は低いものの、凍傷や色素沈着、皮膚の凹凸やたるみ、逆説的過形成(施術部位の脂肪が硬く増える現象)といったリスクも報告されています。

こうしたリスクを避けるためには、事前のカウンセリングで施術内容や副作用について十分に説明を受け、信頼できる医療機関で施術を受けることが重要です。

太ももの脂肪冷却で注意すべき点

脂肪冷却はメスを使わず、体への負担が比較的少ないとされる施術です。 しかし、安全に理想の結果を目指すためには、事前に注意点を知ることが大切です。

特に、施術中に生じる可能性のある感覚や、 体質や持病によって施術が適さないケースについて理解を深めましょう。 ここでは、安心して施術に臨むために知っておきたいポイントを解説します。

痛みや違和感が出やすい場面

脂肪冷却は外科手術ではないため、強い痛みが続くことはほとんどありません。ただし施術の段階ごとに特有の感覚があります。

アプリケーター装着時は吸引による強い引っ張り感、冷却開始直後はピリピリ・チクチクとした刺激を感じることがあります。施術後のマッサージではつねられるような痛みを伴いますが、いずれも一時的で、多くの場合は自然に和らぎます。

痛みが心配な方は事前に医師へ相談しておくと安心です。

適さないケース(持病・皮膚の状態)

脂肪冷却は多くの方に受けていただけますが、体質や健康状態によっては施術できない場合があります。

たとえば「寒さに反応してじんましんが出る方」や「血流に問題がある方」、妊娠中・授乳中の方は避ける必要があります。また、施術部位に傷や炎症、感染がある場合も受けられません。

さらに、体内にペースメーカーなどの医療機器がある方や、持病で体調管理が難しい方も対象外となります。ご自身が適しているかどうかは、必ずカウンセリングで医師に相談して確認しましょう。

太ももの脂肪冷却についてよくある質問

脂肪冷却による太もも痩せを検討する際、多くの方が「一度痩せたらリバウンドしない?」「何回通えば理想に近づける?」「太もも以外もできる?」といった疑問を抱きます。それぞれについて詳しく見ていきましょう。

リバウンドはある?
脂肪冷却は脂肪細胞そのものを破壊・排出するため、細胞の数が減り、リバウンドが起こりにくい施術です。これは、食事制限や運動が脂肪細胞の大きさを小さくするだけなのと大きな違いです。ただし、残った脂肪細胞は生活習慣次第で再び大きくなり得ますし、施術していない部位に脂肪がつくこともあります。効果を長く保つには、施術後も食事や運動の習慣を整えることが大切です。
施術回数はどのくらい必要?
必要な施術回数は脂肪の量や目指すラインによって異なります。脂肪冷却は1回で部位の脂肪層が10〜20%程度減るとされ、軽い変化なら1〜2回、見た目に分かる効果を望む場合は3~5回程度が目安です。施術は3~4週間間隔で行い、体の代謝で脂肪が排出されるのを待ちながら計画的に進めることが大切です。理想の仕上がりに合わせ、カウンセリングで最適な回数を相談しましょう。
太もも以外の部位にもできる?
脂肪冷却は太もも以外にも、皮下脂肪が気になるさまざまな部位に適用できます。アプリケーターと呼ばれる専用機器を部位に合わせて選ぶことで、以下のように気になる部分をピンポイントで施術できます。
  • 腕(二の腕)
  • お腹(上腹部・下腹部・わき腹)
  • 背中(ブラ上・下のはみ出し)
  • お尻(バナナロール)
  • 脚(太もも内外・前後/ふくらはぎ/膝上)
ただし、吸引できる厚みや柔らかさのある皮下脂肪が条件で、筋肉質な部位などは適さないこともあります。施術可能かどうかは、必ず医師に確認しましょう。

太ももの脂肪冷却なら内視鏡ベルラクリニック銀座へ

食事や運動だけでは難しい太ももの部分痩せも、脂肪冷却なら脂肪細胞そのものの数を減らすことで、リバウンドのリスクを減らし、理想のボディラインに近づけることができます。 効果はじっくり現れますが、ダウンタイムが比較的少なく、日常生活への影響が少ないのも大きな魅力です。

ただし、より良い効果を得るためには、ご自身の脂肪の状態に合わせた施術計画が何よりも大切です。

内視鏡ベルラクリニック銀座では、内視鏡専門医がサポートする肥満治療をご提供しています。脂肪冷却について詳しく知りたい方はお問い合わせください。

髙橋 敬二

内視鏡ベルラクリニック銀座
院長髙橋 敬二

丁寧なご説明を心がけ、患者さまのご負担ができる限り少なくなるよう配慮しながら、安心して検査に臨んでいただける体制を整えております。

皆さまが安心して検査・治療を受けられるよう、誠意をもって診療にあたってまいります。どうぞお気軽にご相談ください。